スマホ死

2023年6月22日、4年使ったスマホが死んだ。

突然の死であった。朝起きたら電源が切れていたので、充電器に繋いでみたが、充電ランプが一向につかない。何をしても駄目。過放電の可能性も考えたが、これを書いている現在朝からずっと充電器に繋ぎっぱなしなのにまだ充電ランプが点いていないということは、そういうことなのだろう。

いや、以前からその傾向はあった。ただでさえレビューで貧弱と評されていた充電の持ちの弱さは昨今激しくなる一方だったし、充電の時に異様にスマホが熱くなることもしょっちゅうだったし、88%しか充電できていないのに「充電完了」と表示されていたこともあった。自身の終わりの予兆を、スマホは懸命に訴えていた。私がそれを無視していただけで。だってその訴えを受け入れるということは、スマホの買い替えを検討しなくてはいけないということで、そんな煩雑極まりない上に金までかかることを私は絶対にやりたくなかったから。

スマホが死んだということは新しいスマホを調達しなくてはいけないということである。しかし私は現在無職だ。出費は極力避けたい。そして前のスマホは名をAQUOS R2 compactといい、5.2インチ*1の小柄なボディにいかちいスナドラ845と2500mAhぽっちのバッテリーを詰め込んだ、かなりピーキーな仕様のやつだった。ユーザーこそ少なかったが、私はこいつをこよなく愛していた。だから極力、これに近いやつを買いたい。しかしAQUOS R2 compactの発売から4年経った現在ですら、ミドルクラスのスマホにスナドラ845(に相当するCPU)を入れた機種は、ないのだ。絶望。一番近い最新機種はZenfone9だが、こいつはいわゆるハイエンドクラスのスマホになるので、最もメモリとストレージが少ない機種ですら10万弱かかる。フューチャーオーノー。

本当はこんな駄文を書いている場合ではなく、腹をくくってZenfone9に投資をするか、妥協してミドルクラスのスマホをみつくろうかどっちかを選ばなくてはいけない。んなこたあ分かってる。でもまだ、AQUOS R2 compactの死を受け入れられない。これまでスマホを買い替える時は、大体「そろそろ買い替えようかな」と自発的に乗り換えていた。死別はこれが初めてだ。メギドのアスラフィルのガチャで○万円無駄にしたのも、ちいかわのアカウントが設立された瞬間を見たのも、一番体調が悪い時のブログの記事を書いたのもこのスマホだった。この前刊行した同人誌だって、ほぼ全ての文章の初稿はこいつで書き上げたのだ。寿命が近いのは察していたが、あと一年くらいは一緒にいられると思っていた。

オチ思いつかないから適当に曲でも貼ってお茶を濁します。

open.spotify.com

 

*1:ところでいつも思うんだけどなんで日本って普段はcm表記なのにスマホの時だけインチ表記になるの?