ときメモGSプレイログ③ 天之橋一鶴編

switch版で初めてときメモGSをプレイしてる人間の感想です。
今回は理事長こと、天之橋さん編。以下ネタバレです。

※須藤さん周りのネタバレもかなりあります
※今回は攻略対象についてあまりポジティブではない感想も述べているのでご注意ください

 

というわけで理事長です。

いつも魅力が一定値を超えるとこのスチルを引っ提げて現れてくるという印象が強いのですが、人となりはあまり分かっていない状態での攻略スタートです。

また、今回は併せて須藤さん……もとい瑞希様と仲良くすることも目標にしています。
大財閥のご令嬢と仲良くなれる人柄の主人公なら、うっかり学園の理事長にときめくこともあるだろうし、その逆もまた然りだろうという考えです。
そういうわけで、本ルートは葉月君・日比谷君・氷室先生・瑞希様・ギャリソン伊藤・花椿先生・理事長の少数メンバーでやっていきます。

部活は手芸部にしました。なぜかというと、合宿で理事長に料理を食べさせる=好感度を上げることができるからです。
しかしこの手芸部がなかなか食わせ物でして、部活コマンドを実行してしまうと理事長の攻略に関わる「魅力」パラメーターが下がっていってしまいます。そのせいで一年目の夏合宿では誰だか知らねえ人に特製料理をふるまう主人公という謎すぎるシチュエーションが発生してしまいました。この状況でも料理を食べさせられるのはすごいけど、好感度に加算されているかはかなり微妙なので理事長攻略ガチ勢の方はちゃんと一年目の夏までに魅力を上げといた方がいいと思います。


そんな訳で一年の二学期明けでようやく一番上に貼った薔薇スチルを出し、理事長が攻略対象に加わりましたが……。
教師キャラなので、向こうからアプローチをかけてくれるようになるまでは、こちらで自発的に出来ることといえばパラメーター上げくらいです*1
黙々と部活とオシャレをするだけの恬淡とした日々が続いていきます。

一方瑞希様との仲は主人公の学力を犠牲に*2着々と進展していきました。
かわいいですね。


期末テストの総合点数が主人公と瑞希様でどっこいどっこいぐらいなので、テスト終わりにはこんなことも言ってくれます。
本当にかわいいです。


このまま一年目は理事長との進展はないのかな~と思っていたのですが、二月に誕生日プレゼントとバレンタインデーに手作りチョコを渡したらついに好感度が「友好」に上がり、デートのお誘いが来るようになりました。
この「ちょっと目をかけてはいたけど、連続で贈り物をくれたからいけると確信した」感が生々しくてたまりませんね。


このあと何度か理事長とデートをしましたが、なぜかやたらと買い物デートばかり誘われます。
調べたところ理事長は主人公の内部パラメータによってデートの誘い先を決めており、他のパラメータもある程度あげていかないとデート先の幅が広がらないそうです。
なんだとぉ……。
仕方がないので本来理事長の攻略には不要である運動パラメータも上げていきます。

まあ運動を頑張ってたら瑞希様から可愛いメールが来たので良しとします。


こうして運動をしたり部活をしたりオシャレを頑張ったり瑞希様と遊んだり、たまに理事長のスチルを回収したりしているうちに、二年の修学旅行の時期になりました。
修学旅行には理事長は同行しないので、他の攻略対象のように専用イベントを見ることができません。氷室先生を誘ったらなんかえらく渋い顔でお断りされたので(全く好感度を上げていないのでこれは織り込み済みです)、瑞希様と一緒に回ります。


これは土産物を買う時にめちゃくちゃに羽目を外している瑞希様の画像です。
こうならないよう主人公たちに同行しなかった氷室先生が悪い。瑞希様は悪くない。かわいい。


かわいいなあ~~~~~~~~~


理事長のターンに戻ります。
修学旅行終わりぐらいにようやく好感度が「友好」から「好き」に上がりました。
結構ここまで好感度が上がるペースが遅めだったので、「ときめき」になるのは早くて二年の正月後ぐらいかなあ、などと考えていたのですが

二年目の文化祭にて、手芸部の「パーティードレスファッションショー」を成功させたところ

一気に好感度が「ときめき」まで上がりました。
そんなに主人公のパーティードレス姿がツボだったのか……。
ツボだよなあ。
好きな服装の属性が「エレガント」で、好きなアクセサリーが「コサージュ」だものこの人。

そんなわけで一気に主人公との距離が縮まります。
左が一年目の誕生日プレゼントを渡した時の画像で(好感度:普通)、右が二年目(好感度:ときめき)なのですがあまりに態度が違いすぎる。
できれば中間点も見てみたかったな~。

さて理事長ですが、「特定の時期に特定のデート場所でしか見られないスチル」が三枚用意されています。
他の攻略対象にも同様のものがありますが、通常の攻略対象であれば主人公からデート場所を指定できるのに対し、理事長については「理事長がデートに誘って主人公がそれを承諾する」という受け身のアクションしかとれません。
というわけで、プレイヤーとしては理事長がお目当ての場所に誘ってくれるまでひたすらリロードを繰り返すしかありません。
この作業が本当にキツかった…………。
ここまでの攻略対象で一番時間使ったの、理事長かもしれません。

ちなみにここまで苦労して取ったランダムデートスチルの三枚ですが、うち一枚は理事長ではなく花椿先生が主役のスチルになっています。
頑張ったプレイヤーになんて仕打ちだよ。イベント自体は楽しかったのでまあいいんですけど……。


さて、プレイヤーがリロード地獄で血を吐いている間にも主人公は順風満帆な学園生活を送り、なんと服飾デザインのコンテストで金賞を取ることができました。
理事長もお祝いしてくれてます。
割と他のこと(理事長とのデート先を増やすための各パラメータ上げ)にうつつを抜かしていた時期が長かったため、条件達成できるかな~と思いながらストレス上限ギリギリまで主人公に部活をやってもらっていたので、これは素直に嬉しかったですね。


もう卒業が間近なので、瑞希様もしんみりしております。
瑞希様は卒業後はパリに行くことが決まっているので、右上の問いかけは瑞希からしてみれば非常に重い問いのですが、それにつらっとした様子で答えてしまう主人公の人たらしっぷりが罪な会話イベントですね。
ちなみに瑞希様との好感度を上げた状態で卒業直前になると、最後に瑞希様の付き人・ギャリソン伊藤がめちゃくちゃ感動的なメールを送ってくれるのでぜひ読んでみてください。


そして、卒業式の送辞を読んだあとマッハで教会までかけつけたであろう理事長の告白を受け、無事ハッピーエンドを迎えることができました。
コンテストで受賞した主人公はファッションデザイナーになりましたが、師匠が花椿先生なんですね。
恋人が古なじみの友人の元で修行することになってしまった理事長の運命やいかに……。


ここからは攻略対象である理事長への感想です。

このルートの主人公は、二十歳年上の学園理事長にアプローチをかけられ、最終的に彼と交際することになります。
ランダムスチルの情報収集のためにインターネット上でDS版のプレイログなどを漁ってみたのですが、この年齢差のことなどもあり、理事長に関してはかなり当時からシビアな感想が多めでしたね。実際私個人としてもまあ色々ギリギリだよなあ~とは思います。

とはいえ、これを書いている現在私より唯一年上の攻略対象が理事長なのも事実。
相手が学生じゃなかったのでスキンシップも罪悪感なくやることができました。
ここは同世代として、学園理事長という立場を一旦抜きにして天之橋さんについて色々妄想してみたいと思います。

まず天之橋さんの若い頃ですが、この回答を見るに相当ヘラヘラした感じの学生生活を送っていたっぽいですね。
本人の自己申告でこれなのですから、花椿先生とかから聞いたらもっとヤバいエピソードが出てきそうです。

そんなわけで多分二十代前半ぐらいまでは道楽三昧だったんでしょうが、何かのきっかけで急に理事長職に就くことになった……という感じでしょうか。
しかし三十代で理事長って冷静に考えるとすごいですよね。どうも趣味などを聞くにボンボンっぽいし、やはり世襲でしょうか。
それにしてもこの主人公の「将来なにになりたかったんですか?」って聞き方、すげー残酷でスクショを取りながらしみじみと悲しくなってしまいました。いいだろうがっ……三十代からだって……何かになっても……!!!!!

公式サイトや周囲の評価は「ダンディな紳士」と言われている天之橋さんですが、それはあくまで「学園理事長」のロールとしてそれっぽい言動をしているだけのような印象を受けるんですよね。
本当はもっと万事において夢見がちなロマンチストなのに、対面では「いい歳の大人」としてふるまおうとしているギャップが、一連の独特な言動として出力されているような気がしています。
よく眼鏡キャラに対して「魂に眼鏡がかかっている」というような形容をされることがありますが、それでいうと天之橋さんは全く魂に眼鏡がかかっていないタイプの眼鏡キャラですね。現にオフの日のスチルでは眼鏡かけてないし。そこまで視力が低くないか、もしくは伊達じゃないかと疑っています。

散々プレイヤーから指摘されている年齢差の話だって、ちゃんと本人も気にしてはいるんですよね。
スチルイベントとデート後の会話イベントそれぞれで、「理事長が二人の年齢差に触れようとして結局最後まで話し切れない」という内容のイベントがあるし、学園演劇で裏方になると彼にしては珍しくネガティブなことを主人公の前で言ったりしている。
主人公と過ごした三年間は、理事長にとっては理想のレディが見つかった幸せや高揚感と、女生徒に片恋慕している自分への嫌悪感や罪悪感でぐらんぐらんした時間だったんじゃないでしょうか。
そう考えると私はどうしても彼のことを悪く言い切れません。
デートスチルで地獄のリロード祭りをさせられたゲームシステムへの恨みはありますが……。


ちなみに学園演劇裏方ルートでは上記のようにしおらしい理事長ですが、主人公が主役になるルートでは学園演劇に当然の如くメインキャストとして登壇してきます。
しかも演技がめちゃくちゃたどたどしい上に、肝心な所で主人公の名前を呼んでしまうという大ボケをぶちかましてくれます。
他の学生の攻略対象たちは学園演劇イベントでちゃんと演技できてるのに、よりによってなんでアンタがこんな体たらくなんだよ!!とここはめちゃくちゃ大爆笑させてもらいました。


あと他の攻略対象だと恋愛模様の盛り上がりがマックスになる三年目のクリスマスイベントでも理事長はなんか様子がおかしくて、攻略対象の姫条君がモブAみたいな扱いにされてしまったり、スチルのあと突然花椿先生が乱入してきたりとお祭り騒ぎでした。ズンダラベッチャラ、今後の人生で使っていきたいぜ。


そんなこんなで理事長ルート、完結です!
色んな意味で思い出深いルートになりました。
次回は一旦学園の外に目を向けてみたいと思います!!

*1:下校時にランダムで理事長と出くわした時、一緒に帰ろうと誘うこともできます

*2:瑞希様と遊ぶコマンドを実行するとなぜかものすごい勢いで学力が下がる