2020年年末

  • お久しぶりです。いや~最後に更新したの9月だったからかれこれ3か月ぐらいサボってたのかこのブログ。

  • 労働を本格的に再開した後、例によって精神の状態が荒廃していたため、ブログを更新するほどの気力が霧散していた。
    ブログを毎日更新してた頃はやっていたラジオ体操なども現在は一切やっていない。正直労働を再開したらこうなることは予想がついていたのだが、精神の荒れっぷりについては予想を遥かに上回っていき、またもや各方面に諸々のご迷惑をおかけし、色々あって最終的に精神科でWAIS-Ⅲを受けるなどした*1
    自分にそういった傾向があることは10代の頃からはっきりと自覚しており、社会人になってからは周囲に迷惑をかける機会も飛躍的に増えて一度診てもらった方がいいとは思っていたのだが、中々踏ん切りがつかず受診に踏み切れなかった。なので精神科への受診を進められた時も、検査をやってみましょうと言われた時も、正直ショックというよりは肩の荷が降りたような気持ちになって、ホッとしたのをよく覚えている。とにかく今の職場が本当に合わず、遠からずこういった事態にはなるだろうとは思っていたので、たまたまコロナの影響でそれが今年になっただけ……というような感覚だ。
    しかし12月に検査を行い、結果は来月中にお聞かせしますと言われたのでその時は言われるままに帰宅したが、それから毎日結果が気になって気になって仕方ないし、このブログを書いてる今も滅茶苦茶気になっている。はっきり言えば今年中に聞いて色々踏ん切りをつけた状態で年を越したかった。この件についての心残りがすごすぎて、色々他にやれていないことがいっぱいあるんだけど、それらについてはあまり気になっていない。部屋も相変わらず混沌としているがそれもあまり気になっていない。いやちょっとは気になっているけど。5日まで正月休みがあるので部分的にでもなんらかの改善がみられるといいですね(他人事)。

  • 精神の荒廃がすごすぎて発達障害の検査を受けましたなどと総括するとろくでもないような年を過ごしたかのように思われるかもしれないが、主観的には全くそんなことはない。正直この年齢になって中期的に仕事をしなくていい期間が降ってくるなんて思わなかったし、久々にブログを書いたり、ラジオ体操をしてみたり、気力不足から諦めていた色んな事に(一時的にでも)着手できたのは嬉しかった。労働をサボっている間は体の調子も大変良く、精神もとても穏やかで、こんな良いコンディションでいられたのは本当に本当に久しぶりなことで、世の中が大変な時にこんなことを言ってる場合ではないのは重々承知の上だけど、でも本当に夢のような時間だった。まあ夢から醒めたら全く現実に戻ってこれなくなり上に書いたようなことになっている訳だが……。
    音楽イベントも11月以降にライブに5回、リリースイベントに1回行けた。印象に残っているのはやはりCreepyNutsの武道館公演だ。獲っていたチケットが一旦無効になり再度抽選と言われた時は頭が真っ白になったが、なんとか最終的に両日のチケットを手に入れることが出来て本当によかった。公演の時期は仕事が忙しかったので、正直平日2days開催と言われても休めないし定時で退社できるかも怪しいし……と思っていたが、色々巡り合わせがよくそっちの方面の問題もクリアすることが出来た。こうして書くと禍福のバランスが取れていないので、来年あたり最終的に何か手痛いしっぺ返しがありそうで怖い。
    個人的な野望として毎年1回は行ったことのないアーティストのライブにも行きたいなあと考えているのだが、12/23のmillennium paradeの国際フォーラムのライブでそっちもクリア出来た。チケットを取った時は12/27のCDJにも行く予定だったので年の瀬にいきなり常田さんを2回も見ることになるなあなどと思っていたのだが、CDJは土壇場で中止になったので、やはり行っておいてよかった。当日は関係者席に綾野剛がいるかなあなどとミーハーめいた期待を持って会場に入ったが、どうも綾野剛は自分が行かなかった方の回のライブに来ていたらしく、そしてそもそも私の席は2階のいわゆる天井席に程近いところだったので関係者席など全く見えなかった。そういえばCreepyNutsの武道館公演の時もTwitterに「関係者席にDJKOOみたいな滅茶苦茶派手な見た目の人がいる」と話題になっていたので*2、一目見てみたかったのだが、その時も天井席付近だったので関係者席が全く見えなかった。来年は大きい会場のライブに行く時はアリーナとは言わないまでも一階席ぐらいには行ってみたい。
    ここまでライブ本編の感想が全くない最悪の文章を書き連ねているが、勿論本編も滅茶苦茶よかった。コロナ禍以降の音楽ライブでは観客に許されているリアクションは拍手とハンズアップぐらいなのだが、そんな状況でもいつものように観客とのコミュニケーションを取ろうとするCreepyNutsも、逆にパフォーマンスと映像に全てのメッセージを込めた一つの作品のようなライブを魅せてくれたmillennium paradeも、どちらも最高にかっこよかった。他のライブも全部最高だった。「ヘルレイザー」の歌詞でもあるようにやっぱり生が一番だ。
    CreepyNutsは今年はライブがさっぱり出来なかった影響もありバラエティに出たりドラマに出たり、何故かHanakoの表紙を飾ったりと色々慌ただしそうであった。正直ライブが復活したら音楽の仕事と他の仕事のバランスをどう取るつもりなんだろうと思ったりもするが、まあ当面は現状のようなライブが思うように出来ない状態が続いてしまいそうだし、何よりテレビ雑誌のインタビューによると恐ろしいことに今年からソニーの給料が月給制から出来高制になってしまったらしいので、そうなってしまうともう出来る仕事は(無理をしない範囲で)やっていけたらいいですねと言う他ない。しかしそうやって色んなジャンルの仕事に挑戦し続けた結果が今年のM-1のイメージソング起用だったのかなあと思うと、音楽ジャンル以外の仕事も最終的にはポジティブに作用していくんだろうと思わせてくれるのが嬉しいところだ。

  • 11月以降はまあまあライブに駆け込みで行っていたが、それ以前はろくに現場がなかったので、今年は久々にじっくり各種創作物と向き合うことが出来た。去年までも勿論それなりに追ってはいたのだが、創作物はライブに比べるとリアルタイムで追いかけなくてもいいという特性があるため個人的にはどうしても片手間感が否めなかったのだ。
    特に漫画は豊作で、ブログに書いてない作品でも「メダリスト」や「チェンソーマン」など素敵な作品がいっぱいあった。アニメが面白かったから「呪術廻戦」も読んでみたい。正直ジャンプ作品でちゃんと読んだことがあるのは「武装錬金」と「テガミバチ」とあとギャグ漫画ぐらいだったが、「チェンソーマン」と「呪術廻戦」については不思議と読んでてすごくしっくりきた。調べたら作者が両方自分と同い年だったのでそれも理由の一つなのかもしれない。
    ドラマはやっぱり「MIU404」が面白かった。正直10話までもいい作品だな~と思って毎週楽しみに見ていたのだが、最終話で突然バッドエンドifルートからのトゥルーエンド突入演出が入ったりとんでもない柄のペアルックTシャツを着たり志摩がチャリで階段を下りたり伊吹がガイナ立ちをしたりと突然異様なはっちゃけっぷりを見せてもらったおかげで、すっかり大好きになってしまった。私は面白いドラマが好きだけど、面白くて変なドラマは面白いドラマの5000倍ぐらい好きなのだ。あまりに肩入れしてしまい、最終的にブルーレイBOXとシナリオブックを買ったのだが、シナリオブックを読んだらチャリで階段も下りてなかったしガイナ立ちもしてなかったし他にも好きな台詞やシーンがことごとく存在していなかったので、狐につままれたような気持ちになった。円盤特典のnogi noteも面白かったのでその内またこのブログで言及したい。
    しかしやはり今年を通じて一番熱心に読んでいたのは、結局「もぐらコロッケ」や「なんか小さくてかわいいやつ」などのナガノ作品な気がする。ブログでも好きなシーン集とか書いたし。びっくりするぐらいインプレッションなかったけど……。
    ナガノ作品のいいところはTwitterが主な発表の場なため、どれだけ精神が終焉(おわ)ってる状態でもなんとか作品を読むことが出来るということだ。世界中で新型コロナウイルスの感染状況が刻一刻と悪化していた3月頃に、仲間を喰らう快楽に目覚めてしまった一匹のもぐらコロッケの感情の揺れ動きを台詞に頼らず描ききった大名作「もぐらコロッケの苦悶」の最終ページを見た時は、プラットフォームにTwitterという場を選んでいるにも関わらず、時世に全く左右されない骨太な作家性に大変感動してしまった。ここ数年はすっかりその手のものから遠ざかっていたが、小学生の頃などはサンリオやサンエックスなどのファンシーキャラクターグッズをよく集めていたりしたので、もぐコロのグッズを買ったりガチャを回して、それを部屋に飾ると童心に返ったような気持ちになれるのも嬉しい。2月に発売されるちいかわの単行本も今からとても楽しみだ。

  • とりあえず自分はこんな感じの一年だった。
    精神がかなり荒廃していた時に、Twitterのフォロワーと会っていや~今年クソみたいな年ですよ~とくだを巻いていたら、「でも今年って皆多かれ少なかれクソみたいな年だったんじゃないですか?」と励ましてもらったことが印象的だったが、自分以外の人はどんな感じだったのだろうか。やっぱりクソみたいな年だったのだろうか。
    来年も引続き疫病などでろくでもない状況が続きそうだし、とりあえず2021年は各位生存をし、余力があれば何事かをやっていけばいいのではないでしょうか。自分は来年の目標は精神の安定です。めちゃくちゃ低い目標だけどもうこれをやらんとどうにもならんので……。
    それでは皆さんよいお年を。

*1:本当はⅣがやりたかった

*2:実際その日は本当にDJKOOが来ていた